映画『1922』S・キング原作 妻を殺した男の話
スティーヴン・キング原作のサスペンス映画。
妻を殺した男の話。
ネトフリのジャンルにはサスペンスと書いてあったものの、漂うホラー映画感に惹かれて鑑賞。
…これ、ホラーじゃない?年齢指定はR15+よ!
Netflixはこちら↓
Netflixオリジナル映画でした。
過去を思い出しながら手記を書いている男。淡々と静かに出来事を語っていくんだけれど、その静かさが何とも不気味。
どこか他人事というか、落ち着きすぎているというか…。
その不気味さ不穏さは映像にも。
始まってすぐから画の圧迫感がすごい。男が殺意を抱いてからの映像。迫ってくるように覆い茂るトウモロコシ畑におかしな色の空。そんな中、なんと息子を巻き込み、淡々と妻を殺す男。
この時点で観ているこっちはドン引きよ。ひぇーーーやったよ…ってなっているのですが、男はすべてに冷静に対応。バレないままことは過ぎ去った。
・・・が、しかしーー!!!
本当の恐怖はここからでした。
これやっぱホラーだと思う。ネズミの件がたぶん幻覚なんじゃないかな。
あ、この映画“ネズミに注意”です。大量に、そしてエグい感じで出てきます。きびしい・・・!
男の転落は呪いなのか、運が悪かったのか、神からの罰なのか、はたまた自己の中に残っていた罪悪感からの自滅なのか。
人殺しという業を負うこと、なんだか映画でもアニメでも殺人ってさっくり描かれすぎてるんだな。往々にして。
本来こんだけの物を背負う行為なんだなみたいな、変な気付きがあった。
人はどんなに隠して生きていたとしても、自分の犯した行為からは逃げられないという事か。
静かに、深々と降り積もってくるような怖さの映画だった。
静かだし、まぁ地味だし、ネズミ怖いし、ひぃーーってところも多いんだけど、この感じ好きな人は好きだと思う。
個人的には好きでした。
ネズミちゃん注意です(2回目)
アイキャッチ画像:PeggychoucairによるPixabayからの画像
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