友達の思い出

2018-09-20思い出

2人の家に引っ越しをしてから1年2か月、入籍から2か月。

ぶっちゃけ一緒に住んでこれくらい経っていると新婚気分も何もないもので、ただただ入籍にともなう忙しさをやっと乗り越えたってところ。私たちはナシ婚で結婚式もせず…だったので「結婚式とかするひとは、どれほど大変なんだマジで」って思ってた。

結婚祝いはお金ではなく物でもらうことが多かったので、お返し(内祝い)を用意することによって今かなりの金欠状態。内祝い貧乏だよ…でも祝ってもらえてめちゃくちゃ嬉しい。夕飯のパスタ率を増やして乗り切ってる。本当にコスパいいと思うんだよね…。

ところで私には今友人が3人いる。高校のときからの友人で、4人で集まるのは年に1回か2回ってところなんだけど、これからもずーっと付き合っていく友達だと確信してる。性格も生き方も趣味もバラバラなんだけど、いい友達。私の結婚もすごく喜んでくれた。来年はもう一人も結婚が決まっていて、きっとこれから子どもができたりしてライフステージっていうのはどんどん変わっていくけど、それでも付き合いは途切れないだろうなって思ってる。

そもそも私は人付き合いがとても苦手。小さい頃からそう。そもそも中学校はほとんど不登校だったので、その間に小学校で友達だった子とかも全員縁が切れてしまった。その後、いろんな職場とか趣味とかで仲良くなった人がいても、とにかく会った後にめちゃくちゃに疲れてしまう。「友達」とは言えないくらい気を遣いまくって、まぁそれでも気遣いが下手だからなんだかうまくいかなくて…っていう。そんな私が今の友達の3人と同じくらい気を遣わないで、これからもずっと友達!って思っていた子が一人いる。彼女は私の初めての友達だった。

小学校の時に担任の先生から無理矢理ペアを組まされたのが最初だったと思う。夏休みの課題2人でやってね。みたいな。「何でもいいから目標を立てて達成する」っていうやつで、私は「○○メートル泳げるようになる」みたいな目標を立ててたんだけど、その子も同じようにプールに通うような課題だったから。そこから仲良くなった。私はそれまでほとんど他人と話さなかったのに、その子とはなんだかすぐに仲良くなれた。そこから友達も増えて…かなり感謝してる。

その後私の交友関係が広がってなかなか遊ばなくなっていたんだけど、中学で不登校になったときにその子も同じように相談教室ってところに通っていて、もっと仲良くなった。やっぱり他の誰より気を遣わないで話せたし、いろんなところに遊びに行ったりもして、不登校なのにわりと楽しく過ごせてたのはその子のおかげだなって今でも思う。学校には行けなかったのに、その相談教室には毎日通えた。その子がいたから。

 

なんで急に昔話を始めたかっていうと、今日はその子の誕生日なんだよね。ならLINEしておめでとうって言えばって思うけど、できないんだよね。その子携帯すら一度も持たないまま20歳で死んじゃったから。初めての友達だし、初めて行ったお葬式だし、初めて喪服着たのもその時だった。急なことで喪服なんか持ってなくて、しまむらで大急ぎで買ったの覚えてる。なんかショックでふわふわしながら。
携帯一緒に買いに行こうって言ってて行けなかった。成人式で会おうねって言ってて会えなかった。その後すぐのことだった。私は高校にはなんとか通えていたけど、彼女は高校でも不登校になって閉じこもってた。成人式もちょっと行っただけで帰ったみたい。遺影は振袖の写真だった。別人みたいに痩せてたのに、ちょっと変わってる(って言っていいレベルかわからないんだけど)ご両親は病院の予約が取れなくて行かなかったみたいなこと言ってた。なんだそれって思ったけど、それより自分の高校生活にかまけて何もしなかった自分に腹が立って、無理にでも会って一緒に出掛けて私のお金でもいいから携帯買えばよかったってすごく後悔した。

お通夜もお葬式も散々だった。近所のおじさんが酔っ払って親不孝がどうのこうの言ってたり、いとこ?らしき子が泣き喚いてたり。…そんなに仲良くしてなかったでしょ。私と同じで気がついてなかったくせにって思った。その子のお母さんからは「◯◯ちゃんの分も生きてあげてね」って言われた。それは◯◯ちゃんの分で私のものではないから嫌だなって思った。

そんなことをたまに思い出したりする。こういう日とか人生の節目みたいな時に、生きてたらどんなふうになってたかなって。今の友達と付き合えているのも、そもそもその子が最初に黙っている私に話しかけ続けてくれたからで、それがなかったらわたしはひとりで黙り込んだままだったと思う。今なんて逆にうるさいくらい喋る。今の私をその子が見たら、たぶん笑うだろうな。すごい喋るじゃん!って。

その子との宙ぶらりんになった約束はもうどうしようもないけれど、思い出すたびに今の友人たちとの時間を大切にしようと思う。またねって別れたら、また次もちゃんと会いたいし、困ってる時はすぐに相談してもらえる手近な人間になりたい。…それはちょっと無理でも愚痴くらい気軽に言ってきてほしい。そのくらいの、すぐ手が届く距離感で付き合っていきたい。

あの頃、高校に入ってどんどん友達ができ始めて浮き足立って、自分の手の届かないところまで広がって、舞い上がってるうちに本当に大切な友達を取りこぼしてしまった。この先は人付き合い下手らしく、手の届く範囲の友人たちと一緒に大切に生きていきたいなって思う。

この前、おばあちゃんの納骨の時に同じ敷地にあるその子のお墓を見に行った。そのお墓にはその子しか入っていないのに、ワンカップがひとつ。雑草だらけでひどい有様だった。ワンカップって……あのご両親なら置きそうだけど、飲んだこともなかったと思うよ…。私も結婚の報告には行っていて、枯れた花とかは掃除してたんだけど、お盆には誰も来ていないみたいだった…。私もその子のお墓詣りができるようになったのは結構最近で、それまではなんだか行けなかったんだけど、これからはちょこちょこ足を運ぼうと思う。助けられなかったけど、大切な友達だったんだ。

近いうちにめっちゃ可愛いお花持って行ってあげよ。

日記思い出

Posted by ゆらり