映画『Tick, tick… BOOM! : チック、チック…ブーン』30歳へのカウントダウン
ホラー映画の次にミュージカル映画が好きかもしれない。
これも楽しみにしていた作品。映画館で観ることもできるけど、上映館がすごく少ない…なんでだ…。ネットフリックスで観られるよ!
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1990年代のニューヨーク。ミュージカル作家を目指す青年ジョナサン・ラーソン。ウェイターをしながら夢を追う彼もそろそろ30歳。誕生日までの数日間のお話。
アンドリュー・ガーフィールド演じるジョナサン・ラーソン、彼の書いた同名のミュージカルをもとに映画化された作品です。つまり、自分のことをミュージカルにしたんですね。
この作家さんのことをあまり知らなかったのですが、あの『RENT』を作った人ですね。かなり前に観たのですがもう一度観たくなりました。
30歳という年齢へのカウントダウン、夢を諦めるかどうかのカウントダウン、何かを目指していなかった人間でもきっと感じたことのある「終わってしまう若さ」へのカウントダウン。
歌も完璧なタイミングで入ってきて心を揺さぶってくれます。感動と焦燥感。
とにかく公開館が少なくてもったいない!見て予告!
もしかして今やっていることは時間の無駄なのかもしれない。夢が叶わなかったら?恋人や友人との関係…いろいろな悩みを抱えながら、チック、チック…30歳の誕生日が近づいてくる。
年齢による焦りって今も昔もあるけれど、この年代、エイズの流行で友人たちが夢半ばで死んでいく状況下では、随分違う感覚だっただろうな、と思う。
30歳、若いよ。何でもできるよこれから。と思うけれど、自分の時間のあるなしなんて誰にもわからない。それなら今残された時間、自由にその命を燃やしていくことこそ幸せなのかもしれない。
35歳でこの世を去ったミュージカル作家ジョナサンからのメッセージ、しっかり伝わってくると思います。
最後に、とにかくアンドリュー・ガーフィールドが良い。とてもかわいいのでファンは絶対観た方がいい。
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