映画『OCD~メンタル・クリニックは大騒ぎ~』ドタバタだけじゃないハッピーメンクリコメディ
OCD=強迫性障害のこと。いろいろな不安やこだわりによって、日常生活に支障が出てしまう病気です。
原題が『toctoc』なのでスペインではTOCというみたいですね。toctocと続けると「ドアをたたく音」の意味もあるようで、たしかに不安にドアをノックされ続ける感じだなーなどと思いました。
Netflixはこちら↓
いきなり病気の話です。と書いてしまいましたが、めちゃくちゃ明るいコメディです。
メンタルクリニックで診察を待つ「OCD」の患者たち。待てども医者は現れず、お互いの行動が気になりだし…というお話。
登場人物それぞれ違う症状なのですが、何に不安を感じたりこだわっていたりするのかがすぐにわかる。常に行動と思考が縛られていて、こんなに絶え間なく不安に襲われていたらストレスも溜まるし、日々を楽しめないよなーって思うのですが、きっと誰でも似たようなことはひとつくらいしているはず。
この映画で患者たちは、それぞれの問題を解決しようと(医者抜きで)力を合わせるのですが、これがまぁーーー大変!
笑って笑って、温かい気持ちになるとても素敵な映画でした。
病気を治すというよりは、もう少しだけ生きやすくする。日々を楽しめるようにしよう。っていう感じがとてもいいなと思いましたね。
個性は捨てなくてもいいっていう。
登場人物の一人は所謂「潔癖症」です。
私も以前は周りからそう言われていました。常にアルコール消毒液とウェットシートを持ち歩いて、手もこまめに洗って、エレベーターのボタン、手すりなどに触ったらすぐに手を除菌。
でもこれらは最近みんな当たり前にしていることですよね。
そう考えると「生きにくい」っていうのが判断基準になるのかなー。なんてことを考えたりしました。
スペイン語映画なのですが、すごい早口…これみんなこの勢いでしゃべるの…?スペイン語…。
そういえばイタリア映画のときも同じこと言ってた気がする。
自分の知らない言語って早口に聞こえるのかしら…。
あと登場人物のひとり「線を踏めない」人が、踏まないためにすごい動きをするの最高すぎた。
身体能力鍛えられちゃってる。
アイキャッチ画像:Ryan DokaによるPixabayからの画像
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