映画『エルカミーノ:ブレイキング・バッド THE MOVIE』ファンのための映画
楽しみにしてました。Netflixで11日に公開。
2008年から2013年のあいだに放送された全5シーズンある海外ドラマ『ブレイキング・バッド』の劇場版です。
ネタバレが嫌だよって人はこの先の感想見ちゃダメですよー。
逃げたジェシーのその後。最終話の直後からストーリーが始まります。
5シーズン観直すのは長いけど、ちょっと思い出しておきたいな…ってなる人は↑のネトフリのページにブレイキング・バッドの総集編がありますよ。
私もそれでいろいろ思い出しました。まぁ結局、全部観たくなっちゃいましたが。
ブレイキング・バッド、本当におもしろいドラマなので観ていない人は是非見てほしい。当時はエミー賞総なめで圧倒的人気でした。
ドラマは、平凡で善良な高校の化学教師ウォルター・ホワイトに末期のがんが見つかるところから始まります。
ウォルターは家族に多くのお金を残すため、違法薬物の製造で稼ぐことに。相棒になるのは元教え子のジェシー・ピンクマン。
観始めたら一気見必須のドラマです。
エルカミーノはラストでジェシーが乗って逃げた車の名前。
これは本編が終わった後「ジェシーはあれからどうなったの?泣」ってなっていた私たちのための映画ですね。
ドラマを観ていない人がこれだけ観ても、まったくわからないです。
檻に入れられて、脅されて働かされて、心身ともにボロボロになっていた彼なので、もしかしたら逃げ切れなかったんじゃないかとか、最悪死んでしまったんじゃないかとか、いろいろ考えていたのでこの映画を作ってくれた監督たちには感謝しかないです。
スキニー、バッシャーに助けられるところから始まって、お金のためにバタバタしたり、とくに掃除機のお店での口論は「ジェシーらしい」感じで最高。
過去の映像がかなり挟まれてくるのですが、そのシーンがまたつらい。そこまでつらい経験してたのか…ってなると同時に、絶対に新し人生を歩きだしてほしくなる。
静かなトーンで話が進むので、ブレイキング・バッドにあったような興奮は少ないものの、緊迫したシーンの息が詰まるような雰囲気は健在。スリルありすぎです。
もちろん過去の映像にはウォルターも登場。
彼が出るのかどうかわからないまま観ていたのでかなり嬉しかった…!本当に!それもなんだか2人の仲がいいときの優しいシーンで、ドラマのラストを思い出すと泣けてきてしまった。もっと違う終わり方もあったんじゃないかとか、でも、やっぱりウォルターなら同じ結末しかなかったのかも…とか。
若いジェシーを羨むようなウォルターのセリフがまた切ない。
とにかくジェシーが今までのことを乗り越えて、新しく生き直すことができそうでよかったです。
やっぱりもう一回ドラマの方観たくなってしまうな…。
本当にこの映画を作ってくれて嬉しい。ありがとう!ジェシー!幸せになっておくれ!!
アイキャッチ画像:Thomas BreherによるPixabayからの画像
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