海外ドラマ『ブレイキング・バッド シーズン1~5』
見たことはあったんだけどもう1回観たい!ってことで一気見で鑑賞。
これもNETFLIXで。
平凡で善良な高校の化学教師、ウォルター・ホワイト。彼に末期のがんが見つかるところからストーリーは始まります。
自分が死んだら…家族たちはお金がなくて生きていけない…と考えたウォルターは家族にお金を残すため、まさかのメタンフェタミン(メス)という違法薬物の製造を始めちゃうんですよね。相棒になるのは元教え子のジェシー・ピンクマン。
さすが化学の教師だけあって高品質なメスを作ることができて、これならお金も稼げる!…はずだけどなかなかうまくいくわけもなく…トラブルに巻き込まれ…カルテルとの抗争…家族とのすれ違い…勘の鋭いDEAの義理の弟…ずーっとハラハラドキドキの、何ドラマなんだろこれ。いろんな要素の詰まった濃厚なドラマです。
シーズン1~5 感想
これは本当に面白いドラマ。
私が知ったのもエミー賞の授賞式を見ていた時だったと記憶してるんだけど、それがもうね、総なめってやつだったの。この賞もあの賞もブレイキング・バッド。主役ウォルター役のブライアン・クランストンとジェシー役のアーロン・ポールはかなりの賞をもらっているんじゃないかな。
放送当時から大絶賛されていたドラマだったんだけど、私の場合はそのエミー賞がきっかけになって観始めた。そんなにすごいドラマなのかと…。その当時はhuluで観れたんだよね。
今回見たのは2回目なんだけど、何度見てもおもしろい。
ウォルターはいろんなトラブルを賢い頭脳で切り抜けていくんだけど、その過程がおもしろい。ジェシーのキャラもいい。典型的な不良みたいにみえるのに実は子ども好きで心優しくて…。ジェシーは早い段階で死んでしまう役だったらしいけど、彼があってこそここまで面白くなってると思う。ウォルターとの強くなっていく絆は見どころの一つ。
ただ優しい人間だからこそ、暗い世界でどんどん病んでいってしまうのが切ない…幸せになってくれジェシー…。
それに比べてウォルターの変貌ぶりはものすごいものがある。シーズン1とシーズン5のウォルターは全くの別人。ラストに近づくにつれて鬼気迫るものがある。怪物誕生。そんな風になった後も守りたいもの、怪物になってまでも守ったものっていうのがこのドラマの芯の部分なのかもしれない。サスペンス、ブラックコメディ、それにファミリードラマだと思う。
あのラストはいろいろと衝撃だったけど、ハッピーエンドは望めないものなー…。
当時、ウォルターの妻スカイラーを演じていたアンナ・ガンさんがプライベートで嫌がらせやら脅迫やらを受けているってニュースがあったのを覚えているんだけど、めちゃくちゃだよね。演じてんだってば。
でも途中のスカイラーはたしかになかなかのイライラ製造マシンと化してて「こいつっっ!ウォルターは家族のためにっ!」って気持ちになるのはわかる。私もだいぶイラついた。
でもそれすらも薄れるほどの変貌を遂げるウォルター…。
これは見た後に誰かと感想を話したくなるドラマだと思うんだけど、私の周りに見ている人がいないまま…今では全シーズン配信しているのはNETFLIXだけになってしまった…。(Amazonプライムのレンタルもあるけど💦)
とりあえず1話だけでも見てみてほしい。本当に最高のドラマだから…。
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