『ボヘミアン・ラプソディ』名曲と伝説 ラスト21分がヤバイ

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口コミに押されて観に行ってきました。自分が昔バンドをやっていたこともあって気になってはいたのですが、同じ時期にファンタビが公開だったりしたから「まぁレンタルとか出たら観てみよう」ってしてたのに、なんか…もう…すごいもんね。口コミが。気になっちゃって、我慢できずに観てきました。

事前に情報あんまり入れないで行ったので「クイーンの伝記映画」って思っていたのですが、これはフレディ・マーキュリーの物語でしたね。彼の持って生まれたスター性、才能、孤独やいろいろな問題…それらを抱えてパフォーマーとして生き切った彼の物語でした。

最初の方バンドとしては、簡単すぎじゃね?ってくらいとんとん拍子に進んでいくんですよストーリー。クイーンとして活動を初めてどんどん有名になって、ケンカしつつも曲作りとか楽しそうで…。私はちょっと自分がやっていた時を思い出したりもして…。いいよなーバンドって…みたいに見ていたのですが、その後がつらかった…。

誰にも影の部分はあると思うけど、フレディの場合は自分という存在の置き場所に迷ってしまっててつらい。セクシャリティでも当時は今より差別が明らかだった時代だろうし、バンドメンバーが家族を持つ中自分はひとり。孤独を忘れようとお酒やパーティで荒れていくフレディに感情移入してしまって…。ね、パーティを終わりにして現実に向き合うのが怖いときって、あるじゃない?戻りたくないってなるじゃない。そんなことは結局なににもならなくて、たいていの場合さらに大切なものを失ってしまうんだけど…。

フレディもすべてを失いつつあったものの、そこからが強い。家族もバンドも恋人も、親友も、しっかり取り戻すんだよね。強い人だなって思いました。…もうそのあたりから涙腺がダメです。すべてを越えて戻ってきたフレディは最後までパフォーマーとして生きようと決めているんですよ。もちろんクイーンのボーカルとして…。もうダメでしょ泣くでしょ。

もうね、ラスト21分のライブシーンでは高揚感と感動で涙が止まらなかったです。胸が熱くなるってこういうことですね。本当にかっこいい!今思い出してもちょっと、目が潤む。復活したバンド仲間との友情とか、そこから生まれる音楽と心の底から音に乗せているような歌声とか…フレディという伝説のパフォーマーとクイーンっていう渦に巻き込まれるような気分でした。あれは実質、ライブです。映画館がライブ会場になります。映画が終わると拍手が起こっていました。

あんまりクイーンのこと知らないからなーと思っていたのに、出てくる曲のほとんどが知ってる曲でした。すごい。それだけいろんなとこで流れてたたくさんの人に愛されたバンドだったんだなーと。さすが伝説と言われるだけありますね。

帰ってきてすぐにクイーンの曲をiTunesにいれたのは言わずもがなです。ちゃんと聞いてみよう。享年45歳…あまりに短いけれど史上最高のエンターテイナーとして走り切ったかっこいいロックンローラーの歌声はしばらく私の心に響いていそうです。思い出し泣きしちゃうぜ…。

ちなみに私のやっていたバンドはふにゃふにゃで、理想の意思疎通も、がむしゃらなやる気も、音楽への情熱も、私の心の安定も、イマイチだったため、中途半端で終わりになりました。あー。私の自我がしっかりして、薬も飲んで落ち着いている今みたいな状態だったら…うまくいったのかもしれないな…。
っていうか、映画観たことによって昔のバンド熱が再燃してまたバンド組む大人たち、ぜったい居るでしょ。全世界でクイーンのコピーバンドが生まれてる気配がする。よし!!バンドやろうぜ!当方ボーカル!!!!!