映画『事故物件 恐い間取り』謎の声は聞こえませんでした。

映画・海外ドラマ

映画館に観に行ってきました!
ホラー映画を映画館で観るのは久しぶり…10年以上ぶりかもしれない。だって怖いじゃないですか。画面も音も大きいし、暗いし、一時停止もできないし…。
でも行ってよかった。楽しかったです。

売れない芸人が事故物件に住んでみるお話です。なんと実話。
ぶらぶら本屋さんを見ているときに原作本を見かけたことがあって覚えていました。「事故物件住んでみた芸人」って…なんだそれ…って。
住んでみて、動画を撮ったりして、“何か”映らないかな?変なこと起こらないかな?っていうことみたいです。

監督は『リング』の中田秀夫さん。最近だと『スマホを落としただけなのに』も監督していますね。ホラーのプロです。

そして主人公の売れない芸人を演じるのは亀梨和也さん。
いやいやいや…売れない芸人役?亀梨くん?無理でしょ。って思ってたんですが、こんなに変身できるものなんですね……垢抜けない芸人に見えます。絶妙なもっさり感。アイドルオーラほぼ消えてた…。すごい。

怖さも適度でいい感じ!グロはないです!安心のG(全ての年齢層が鑑賞可能)です。
…が、おうちで映画となるとちょっと物足りないかもしれない。
怖いシーンはしっかり怖かったと思うのですが…いや、ストーリーの盛り上がりを作らないと終われなかったのはわかるし、しっとり静かに終わっただけだと子供たちが「つまんなかった!」ってなるのもわかるのですが、あのー…ラストあたりの…幽霊大集合!みたいな、アッセンブル!みたいのはちょっと…笑いました。

そこ以外はなかなかホラーとして面白かったです。背後や余白、暗がりが気になるアングルも、スマホを使った演出も最近のホラーだなーって感じでよかったです。流行ってますね、何もない空間に顔認識パターン。

意外とあっさり次の物件に移っていくのですが、それがまた「次に住む人は何も知らないままここに…」ってことを考えてしまってゾクゾクします。彼が移動するごとにそういう物件が増えているわけで…自分の住んでいるところって大丈夫なんだろうか?って気分になりますよね。特に同じくらいの広さのアパートを借りている人は怖いと思います(私です)。

実際の「事故物件住んでみた芸人」松原タニシさん。今現在10件目に住んでいるそうです。

邦画、最近ハズレばかりで邦画ホラーもNetflixの『呪怨』で最悪の気分になったばかりだったのですが、面白いの観られてよかった。
…本も読んでみたいなと思います。

そういえばTwitterで「聞こえるはずのない謎の声が入っている」と見ていたので、そのシーンで耳を澄ましてみましたが聞こえませんでした。
聞こえた人いたら教えてくださいな。“たすけて”って聞こえるらしいです。

どのタイミングだったんだろう…。

jullyskaによるPixabayからの画像