映画『search/サーチ』没入感がすごい。ミスリードに踊らされる斬新なミステリー。

映画・海外ドラマ

Netflixで鑑賞。
斬新だし、ミステリーとしてもおもしろかったです。
個人のパソコンからこんなに情報が引き出せるのか…とそわそわします。
ある意味お財布より落としたくないかも。パソコンもだけど、スマホも。

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消えた娘のためにお父さんが頑張るお話。

斬新なのはすべての映像が「パソコン画面」なところ。パソコン画面以外は映りません。
冒頭からいきなりなのですが、パソコンの画面上でいかにどれだけのことが説明できるか…すごいです。すぐ引き込まれました。

お父さんが娘の置いていったパソコンから手掛かりを探すところでは、一緒に画面を見ているような気持ちに…むしろ手掛かりを探す当事者くらいの気持ちになってしまいます。
このSNSの友達は…?このメッセージは…?配信サイトに手掛かりはないか…?

そんな風にすっかりお父さんに同化して手掛かりを追ううちに、いろいろなことが明らかになっていき…という感じなのです。

普段、たとえば推理ものとか犯罪ものとかの映画を観ていて「なんでこんなのに引っかかるんだ!」とか「明らかにあいつが犯人!」みたいに思うことありませんか?
そうなったことがある人にこそ観てほしい映画です。
私もそういうタイプだったのですが、この映画くらい当事者に一体化して手掛かりを見ていると、ミスリードにいかに引っかかりやすいことか。かなり踊らされました。

こういう映画体験だとちょっと似ていたのはNetflixオリジナルの『バンダースナッチ』ですね。
ちょうど1年前くらいに感想書いてました。目次の最後です。

これは主人公の行動を観ている側が選択できる映画。何通りものエンディングがあると思うのですが、私の場合はすべてバッドエンド。自分の選択で…ぞわぞわできますよ。

ちなみに『search/サーチ』のアニーシュ・チャガンティ監督、これが長編映画監督デビュー作らしいです。すごい。公開年2018年にはまだ27歳です。

本当に面白かったし、新しい体験ができる映画です。おすすめ。

スマホ、パソコンなどには個人のすべてが入っていて、それを見れば日々のすべてを見通せてしまう…と同時にやはりそれだけでは見えないものがあるっていうのがメッセージだった気がします。

ストーリーも伏線回収も◎ですっきり。
ぜひネタバレを踏まないうちに、そしてパソコン画面とか…その他いろいろ古く感じちゃう前に観てほしい映画!いそいで!

アイキャッチ画像:StartupStockPhotosによるPixabayからの画像