映画『パッドマン 5億人の女性を救った男』妻のために…!愛はインドを救った。

映画・海外ドラマ

この映画もおすすめしてもらったので、ネットフリックスで鑑賞しました。

実話がベースになっているとのことでびっくり。他国の文化・・・ましてや女性の生理のときの過ごし方などまったく知らなかったので、こんなことがあっていいのか…と驚いたのと、なにより主人公ラクシュミの一途さよ…ぜひ観てほしい。
本当におすすめしたくなる映画でしたね。

Netflixはこちら↓

Amazonはこちら↓

インド。女性たちは生理中の5日間は家に入らず外で過ごす。生理は「穢れ」だからだ。生理用ナプキンは高価で使えず、汚れたボロ布でしのいでいる。ラクシュミは愛する妻のため、安価なナプキンを作り始めるが・・・というお話。

いつの話なんだろう…って思ったのですが、原作の小説集でモデルになったアルナーチャラム・ムルガナンダムさんは

2014年に『TIME』誌の「世界で最も影響力のある100人」に選ばれ、2016年、インド政府からパドマ・シュリー勲章を授与された

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

…と、ありました。
そこまで昔の話じゃないでしょう。というか、彼の情報が少なすぎる…。すごいことをしてくれた人だと思うんですよ。インドの女性にとっては本当にスーパーマンに並ぶくらいのヒーローだと思います。

今、日本に住んでいる私たちにとっては「生理のときは体を冷やさない」「ナプキンを使う」「清潔を保つ」は当たり前のことなのですが、インドの女性たちは大変でしたね…。
文化や宗教などが生活に入ってきてしまうと、抜本的に生活様式を変えるのはなかなか難しいことなんでしょうね。

それが当たり前で、生理の話はタブー。口にするだけで責められて男性がその話をしようものなら変態だ、気が狂ったと言われてしまう始末…。悪くない。誰も悪くないんだけど、それら諸々の難題に立ち向かって一途に突っ走るラクシュミのすがすがしいこと!!

映画としては、少し中だるみしたかな…と思ったら急に都合よく協力者パリーが表れてとんとん拍子にうまくいったり…ツッコミどころも多いけれど、歌も含めて全体的には楽しく見られるし、ラクシュミがブレずに「安価なナプキンを作る」「妻に使ってもらう」を目標にしているのでわかりやすくて良いです。ちゃんと娯楽インド映画になっています。

途中のスピーチも素晴らしい。まさかインド映画で歌のシーン以外に感極まるタイミングがあるとは…。

・・・と、ここまで「インドの女性は大変だなー」と人ごとのように書いてきましたが、日本でもまだまだ生理についての無理解が問題になったりしていますよねー。
私もびっくりするような勘違いをしている人に会ったこと、たくさんあります。
生理の日、出血量、タイミングはコントロールできると思っていたり…女性同士でも「そんなに体調悪くなるわけない(私は平気だから)」みたいなのとか…。ピルを飲めば生理がなくなると思っていたり…。
人類の半分が体験するものなのに、こんなに理解してない人がいるのって冷静に考えると不思議ですよね。

タブーにして話さないでいることで何も進歩しないままになってしまう…どんな問題にも言えることだと思います。いろいろなこと、しっかり考えたり話したりしていきたいですね。

生理用品も進化しましたよねー!使い始めたころに比べて、確実に薄く軽く、漏れにくくなっています。
開発してくれてる人たちに感謝・・・!

そういえば、これはたびたび言っているのですが、生理用品のお花柄~♡ハート♡カワイイ~♡みたいなデザイン、あれはどうにかならんのかね。
見るからに女の子用♡生理用品♡みたいな…もっとシンプルにしてほしいなーと、常々思います。無印みたいなデザインの、もっと増えてほしい。

Sookyung AnによるPixabayからの画像