映画『ザ・ライト エクソシストの真実』疑い深い神学生と学ぶ悪魔祓い。

映画・海外ドラマ

アンソニー・ホプキンスにつられて。大正解。
エクソシストものっていろいろあるけれどちょっと異色で面白かったです。
Netflixで鑑賞しました。

Amazonはこちら↓

神学校に通う神を信じ切れていない主人公が、なぜかローマに派遣され悪魔祓いを学ぶことになるお話。

神を信じ切れていないということは、もちろん悪魔憑きも信じておらず「心の病」だと思っている彼が主人公ってところからして面白いのですが、彼が弟子入りする(させられる)ルーカス神父もまたあやしく見えて、映画を観ているこちらも「…これはどっちなの?」って疑いを持ちながら進むストーリー。

エクソシスト、今もいるんでしょうかね…。悪魔祓いの最中にスマホが鳴るシーン、ちょっと笑いました。

悪魔憑きを精神病と思っている主人公が、いやでもこれは悪魔がいる、精神病とかではない、悪魔祓いが必要だ!となっていくまでが、なかなかに怖いです。心の病だとか、人間の弱さに悪魔がつけこんでくるんだな、という。怖いのですが、そこまで衝撃のシーンみたいのはないんですよ…最後まで。

この映画がおもしろいのは、疑いから悪魔との戦いまでずっと主人公に寄り添っていけるからかなと思います。
他の「悪魔祓い系」のホラーでは、神を信じ、悪魔を信じていることが前提だったりして、キリスト教の信仰に馴染みなく育ってきた人間にとっては、ともすれば入り口から置いていかれがちなのに対して、この映画はそんな私たちと同じ「疑い」の気持ちから入ってくれるのがなかなか新しくて良かったですね。

最後がね。ちょっとネタバレちゃうんですが、アンソニー・ホプキンス演じる神父に悪魔が憑くんですよ。

そこが!!こわい!!!不気味な演技させたら間違いなしですね。このお人は。
大迫力です。あれが見れただけでこの映画100点満点でしょう。
Instagramとか見ると飼い猫ちゃんお膝にのせてピアノ弾いてたり、本当に可愛い人なのに…。めちゃめちゃ怖い。

そういえば映画の中にもねこちゃんいっぱい出てきて可愛かったです。
アンソニー・ホプキンス演じるルーカス神父はねこが嫌いみたいなこと言っていたけれど、あれ、あんなにいっぱいのねこちゃんと暮らしてて嫌いってことはないだろうと思いましたね。
誰もいなくなったら絶対にかわいいかわいいってしてるはず。映画には関係ないけど。

WaldkunstによるPixabayからの画像