映画『ポーラー 狙われた暗殺者』マッツ・ミケルセンのフルコース映画

2019-02-05映画・海外ドラマ

わーーーーい!なんだこれ!マッツ・ミケルセンのフルコース!!!
マッツが好きな人にとっては必修科目です。なんだこれすごいです。

Netflixオリジナル作品です。入っててよかったネットフリックス…。

引退(定年)間近の暗殺者が雇い主から刺客を送り込まれる。なぜなら高額な年金及び退職金を支払いたくないから。若い刺客たちは無情で冷酷。しかし、あっさり殺されるような「暗黒の帝王(ブラック・カイザー)」ではない!…というお話です。

穏やかな生活をしたい暗殺者

ブラック・カイザーとかいう、なんともかっこいい名前まで持っている凄腕の暗殺者ダンカン。そんな彼が穏やかで普通の静かな生活へ入ろうとしているわけですが、たぶん彼「普通」がイマイチわからないんでしょう。なんだか可愛らしいんですよね。人を殺して生きてきた彼ですが、こちらも少し「幸せに…穏やかに暮らしてほしい…」みたいな気持ちになります。
引退の日(自分の50歳の誕生日)のために、ケーキを作ろうとしていたり、部屋を飾ったり風船を膨らましたり…隣人に銃をプレゼントしてドン引きされたり…その後お店で「普通の」プレゼントを買い直そうとするところも可愛い。

対比的な殺人シーン

そんな彼に迫ってくる殺し屋、だいぶ個性が強い若者たちです。
バンバン関係者を殺しながら迫ってきます。派手な色とノリのいい音楽の中でのぶっ飛んだ人殺しシーンがなかなかエグい。冒頭からやってくれます。
それに比べてダンカンが人を殺すシーン、反撃していくシーンは暗くて静かで淡々としてるんですよね。その対比が面白かったです。若さの勢いvs.熟練の落ち着きって感じで。

マッツ・ミケルセンのアクションもかっこいい。謎の武器で敵を一気に倒すシーンなんだあれ、かっこよすぎる。細かいことはいいんです。とにかくマッツ・ミケルセンが戦いまくるのがかっこいいです。

そうそうこの映画、大人向けも大人向けで、流血、残虐描写が思ったよりも多かった…。苦手な人は気を付けてほしい…。あとセクシーなシーンもなかなかです。

人殺しの因果

引退して穏やかに過ごしてほしい…と思いつつも、人を殺して生きてきた人間が、そんな風に穏やかに暮らせるのだろうか…暮らしていいんだろうか?っていうところですね。
反撃&無双で生き残ったところでのあの展開は「因果応報」そのものでした。伏線もきれいに回収してくれて気持ちがいい。
てっきり死ぬエンドだと思ってたら…これは償いのための生活がしばらく続く予感ですね。彼が穏やかに暮らせるのはまだまだ先なのか…そんな日は来ないのか…。

とにかくマッツ・ミケルセン映画

とにかくマッツ・ミケルセン激推し映画です。
初っ端の病院でぺろっと出るおしりで驚いてたら、その後の衝撃で心が死にます。セクシーなシーンは多少予測できたとして、雪の中全裸で人を殺すマッツ・ミケルセンなんて見れるとは思わないでしょ。
セクシーなシーンもなかなかのものですよこれ。人を殺しまくるマッツ、学校で子ども達に教えるマッツ、拷問を受けるマッツに隻眼のマッツ。フルコースです。なんだろう…すごいです。

マッツ・ミケルセンが好きな人は絶対に見ましょう!!

そういえばまたマッツの左目がやられましたね。私が一番好きな隻眼のマッツ・ミケルセンはこの映画で観れます。↓

他のキャストも豪華だし、面白いのでぜひ。
片目から血の涙を流すマッツ・ミケルセンはこちら。↓

最後にひとつだけ、残念だったことを書いておきます。

犬が死ぬ。

以上です。