映画『スプリット』人格ごとに変化するマカヴォイがすごい。
まず最初に、私、これを書く今の時点で「ミスター・ガラス」を映画館で観てしまっています。なので書きたいことが増えてしまているわけですが…ここで別の映画のネタバレをするのもどうかと思うので、スプリットを見た2017年5月12日の映画ノートを見つつ書こうとしています。
しかし、ぜんぜん書いていない!最後もマカヴォイがすごいよ。でまとめてある…がっかりだよ…自分に…。
でもまぁ、それが一番の感想だったのは間違いないです。
ここからはネタバレしちゃうと思うので、見たくない人は読まないでくださいね。
М・ナイト・シャマラン監督。ラストのどんでん返しが得意でネタバレ禁止の人ということで、スプリットも公開日に観に行っていたようです。近くでやっているところがなくて、少し遠くの映画館に行ったのを覚えています。…3部作っていうのは、あんまり知られていなかったんですかね…。
劇場で観た人は意外と少ないのかもしれません…今(2019/01/23)はAmazonプライムで観ることが出来ます。もうすぐ終了みたいなので、見たい人はいそげー!です。
女子高校生3人が誘拐される。犯人の男は見るたびに様子が違う。彼の中には23の人格がいて“照明”を手にした人格が表に出ているのだ。逃げることはできるのか…そして、彼の中の24番目の人格とは…。というお話。
ジェームズ・マカヴォイ祭りです。解離性同一性障害(DID)で23+1の人格をもつケビンを人格ごとに演じ分ける様子はものすごいです。人格には9歳の男の子や女性も含まれるのですが、服を着替えていたりしなくても、あ、変わった…ってわかるんですよね。本当に違う人間に見えるくらい、しぐさ、目線、動き方、しゃべり方が変わるんです。
ひとりの人間の「機嫌が悪くなった」とかの変わりようじゃなくて、それだけでもホラーです。そして観る価値があります。この映画のマカヴォイは確かにすごいよな、過去の私よ…。
当時、彼がこの映画撮影中に骨折したという情報を見た気がしたので探したらこれですね。
8人ですよ。8人を演じ分けるって…私だったら覚えてもいられないですよ。この演技あってこその映画です。とてもこわい…。
逃げられるのか。っていうのはもちろん、この先何をする気なのか、少しずつわかってくるあたりでもうホラーとして◎のドキドキ感なのですが、最後の怒涛の展開はさすが監督という感じ。
長い間彼を診ていた精神科医ですらも信じていなかった、恐ろしい24人目が目覚めてこの映画は終わります。最後に彼女が見逃されたのは「傷ついた者」だったから。帰りたくない家からも解放されたケイシーはきっと新しいスタートが切れるはず。
しかしまだ生きている彼らとビースト。この先もあるのかな…って不穏な空気を感じていると、実はこの「スプリット」が「アンブレイカブル」の続編だったということがわかるわけですね。一番最後に。もうね、映画館でみたときは声出そうになりました。うそでしょ…やってくれるなシャマラン監督…って。
アンブレイカブルの感想はこの記事で書いてます。↑
アンブレイカブルがヒーロー誕生の物語だとしたら、こちらは悪の誕生なのでしょうか…。母親の虐待が原因だとしたら一概に悪とは言いにくいですが…ビーストが危険な人格なのは間違いないですよね。ダンが戦ってくれるのだろうか…というところ。
この監督のラストには毎回驚かされるのですが、こじつけ感がなくて気持ちがいいです。伏線もしっかりいろんなところにあるし、2回目も見たくなる。細かいところを見直してから次作を見るのがおすすめです。
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