映画『アンブレイカブル』現実の中のリアルなヒーロー

2019-01-16ネタバレ感想, 洋画, SF, ドラマ, サスペンス, M・ナイト・シャマラン, ブルース・ウィリス

アンブレイカブル。2000年公開の映画です。
なぜ今頃見ているかというと…そうです。この映画の続編『ミスター・ガラス』が公開されるからです。監督は当時からこの展開を考えていたのでしょうか…。すごいですね。

「アンブレイカブル」→「スプリット」→「ミスター・ガラス」なので、気になる人は前2作を見てから映画館に行くといいと思います。
監督は「ラストのどんでん返し」で有名な M・ナイト・シャマラン。大ヒットした「シックス・センス」の監督として知っている人が多いかもしれませんね。そんな彼がシックスセンスの次に出したのがこの「アンブレイカブル」です。

今(2019/01/15)現在、Amazonでは100円でレンタルできました。近くのTSUTAYAにはなかったのよね…。探し方が良くなかったのかな…。まぁ結果的に安くレンタルできたので良かったです…。TSUTAYA…生き残れるんだろうか…。

実は初見ではなかったのですが、やっぱりこれだけ前の作品ともなると忘れていますね。新鮮に楽しめました。

乗客・乗員131人が死亡するという大事故でただひとり生き残ったデヴィッドは、骨形成不全症という難病を患うイライジャから連絡を受け、会いに行くことに。彼は弱い自分とは対極の強い人間「コミックのヒーローのような人間」がいると信じていて、デヴィッドこそがその探し求めていた人物であると話をしますが…。というストーリー。ヒーローものです。
しかしマーベルやDCのような派手なヒーローではなく、どこまでもリアルな世界のヒーロー。空も飛ばないし、大富豪でもないし、派手なコスチュームもありません。全体的にも暗い雰囲気ですが、これはたしかにヒーロー誕生の物語です。

この監督さんは本当に不安な空気を作るのが上手いというか…ついつい画面の隅々まで見てしまうような場面が多いですね。デヴィッドの不安な気持ちが伝わってくるようです。そりゃそうですよね…いきなり、あなたは不死身のヒーローですって言われたら…そして、それがだんだん確信に変わっていったら…「オーケー!世界を救うぜ!」みたいなノリは実際には無理でしょう。しかも夫婦仲に問題を抱えている状態で…。

そんな彼がヒーローの能力があることを認め、謎のヒーローとして行動するんですが、やっぱりそこもリアルなんですよ。宇宙から異星人が攻めて来たりするわけじゃない。人間の犯罪者と普通に戦って被害者を助けます。助けられない人もいます。人の罪を察知するスーパーパワーはあるけど、戦うときは普通に取っ組み合いです。力業。

そんな感じで「現実の世界」に生きているヒーローなので、言ってしまえば地味なんですよねー…そこがまた良いのですが、この映画の公開後2008年に「アイアンマン」が公開されてそこからアメコミブームに火が付いたとすると、少し早かったのかな…こういうタイプのヒーローはあまり…な時だったのかもしれない。まぁ私も覚えていないんですけど、少し遅ければもっとヒットした映画だったのかもしれないです。そう考えるとアメコミ全盛期の今になって続編が出るのは、今になってというよりは必然なのかもしれません。

もちろん、監督お得意のラストの展開もよい。そうだよねー「もっと早くに気が付くべきだった」んですよ。これは観ている側に向けられているなーと思いました。2回目にみると「言ってるじゃん」とか「意味深じゃん…」っていうところがいろいろ見つかります。
そして監督からの「このお話、最後に驚くみたいよ」っていうメッセージも。
あとは…以前見たときにはあまり感じなかった夫婦関係の修復にもじーんとしました。わかる年齢になったんだなーきっと。「悪い夢を見たんだ」のところのブルース・ウィリスめちゃ可愛いです。愛せる。このデヴィッドがまた映画館で観られると思うと嬉しいです。待ち遠しい!!
次に見るべきはスプリット!

ここからはいつものように雑談なのですが、この映画を観たのは母親と映画館でだったんですよ。19年前なので…中学生に…なった?くらい…かな。その少し前から映画が好きになりまして、その後の不登校の間が私の映画ドはまり期間その1でした。
その後は音楽をやったりして少し離れて…5、6年前からがその2です。
間が空いてるんですよねー。ぜんぜん観ていないわけではないけれど…こう…受け身だった感じであんまり観ていないんですよ。今になるともったいなかったなーって思います。レンタル店スタッフだった時もあったのに…。んーーー!ただで観れたのに!!!!

それはそれとして、小学校後半からあまり学校に行かなくなっていた私に、本や映画という娯楽を与えてくれた母に感謝しなきゃなって最近思うんです。当時も余裕があるとはいえない家庭だったはずなのに、図書館とレンタルビデオ店には毎週連れていってくれました。あの時期に自分に入れていったいろんなものたちが、今の私の芯みたいなものになってる気がします。

この映画を観て「そうだ映画館にも連れていってくれたな」って、当時をいろいろ思い出してしみじみしてしまいました。シックスセンスも映画館で観たんですよ。懐かしいな…。
とか思ってたんですが…実家の妹によると、母はアンブレイカブルを見ながら「なーんかこれ見たことある気がするなー気のせいかなー」みたいなことを言っていたらしく、私と一緒に映画館で観たことはほぼ忘れているようです…。まぁ、そんなものかもしれませんね…。