映画『時の面影』続いていく時間の流れ。
なんとなく気になるなーと思って観たいリストに入れたもの。
実話に基づくお話で、知識があるともっと面白いタイプの映画だったかも。イギリスの遺跡『サットン・フー』発掘を巡るお話でした。
落ち着くやさしい映画です。Netflixオリジナル映画です。
Netflixはこちら↓
遺跡の発掘というぜんぜん知らないジャンルのお話だったけれど、面白かった。
・・・というか、穏やかで優しい映画で癒されました。素敵な映像の連続で、登場人物もそれぞれ深みがあって、ゆったりと見ていく間にいろいろなことを考える映画だった。
発掘を巡る博物館とのやり取り、発掘に携わる夫婦の関係、土地の所有者エディスとその息子、もちろん主人公の考古学者バジルも、心の動きや気持ちが丁寧に描かれていて、さらに背景が第二次世界大戦の直前ということでその当時の人々の間に漂う不安な、不安定な空気感がとても伝わってきた。
発掘については最後まで「博物館が手柄を持っていくんだろうな…」と思っていたけれど、彼の功績がちゃんと認められてよかった。
あと戦争はこういう貴重な発掘や伝えられるべき歴史にも影響があるんだな…と。
この映画の遺跡みたいにしっかり保存されればいいけれど、きっと消えてしまった物や資料も多いんだろうな。
昔から続く人々の暮らし、歴史、ゆっくりでも確実に流れる時間。
なんだか一日一日、丁寧に生きていきたいな…みたいな気持ちになった。
・・・私のことだからすぐ忘れるんだろうけれども。雑に生きてるからなー…。
アイキャッチ画像:Free-PhotosによるPixabayからの画像
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