映画『2人のローマ教皇』おじいちゃん2人が友達になる話

映画・海外ドラマ

ゴールデングローブ賞にノミネートされていたので気になって、Netflixで鑑賞。
Netflix強いなーーと感じるこの頃。映画館にも行きたいけど、行けない時でもネトフリでほぼ満足できてしまうかも…いや、映画館は行きたいけど…。

 

カトリック教会の転換点をまたぐ、ホルヘ・マリオ・ベルゴリオ枢機卿(現教皇)と教皇ベネディクト16世(現名誉教皇)の対話を描くコメディドラマ映画。
保守派と進歩派として意見が対立していた2人が友情を育んでいくお話です。

難しそうだしさ、あんまりカトリックに詳しくないし…これもしかしたらわかんないやつかな・・・って思いつつ観始めたのですが、ぜんぜん!おじいちゃん2人が微笑ましくて、やさしい気持ちになれる映画でした。

っていうか、すごいよね、この映画作っちゃうんだね。史実とは違うらしいけれども、2人が対話を持ったのは確かなことなんだろうね…。素敵です。

アンソニー・ホプキンスとジョナサン・プライス、この2人って時点で最高ですね。

最初は考えも対立して、話も平行線「じゃあ辞めるわ!」ってなった枢機卿の辞表も受け取ってもらえないし…どうなるんだこれ…って思っていたのですが、
「夜のコーヒーは眠れなくなる」という小さな共通点から少しずつ、ほんの少しずつ歩み寄っていく様子は、教皇と言えど普通の人間なんだなーと感じました。

思わずニコニコしてしまうような、おもしろいシーンも多いです。コンクラーベの直前にABBAのダンシング・クイーンを口ずさんでいたり、どさくさに紛れてなんとか辞表を渡そうとしたり、一緒にピザを食べたり、踊ってみたり…。

それだけじゃなく過去の話だとか、罪の話だとか、つらいシーンもあるけれども、映画全体にあたたかい空気が流れていて、感動したり、ちょっと考えたり、泣いたり、笑ったり…こんなに親しみやすい宗教の話あるだろうか。
…いや、私が避けてたのもあるのかも…難しいからって。
それこそ、この2人がした「歩み寄って分かり合う」が大切なんだろうなと、少し反省したりもしました。

「真理は重要だが、愛がなければ耐え難いものとなる」というベネディクト16世の著書の言葉通り、何事も愛ありきなんですね。この2人の友情がどれほどの人を救って影響を与えたんでしょうか。教皇ですからね…。

カトリックの教義には詳しくないけれども、人を愛すること、許すこと、許されること、お互いの共通点に目を向けることが大切なんだと教えてくれる映画でした。
神がいるかどうかはわからないけれど、そういうことが世界を少しずつ良いほうに動かしていくのかもしれないな…と思いました。

最後に、この映画はほとんどが2人の会話シーンなのに、ぜんぜん退屈しない!こんなに間が持つ2人のおじいちゃんいるだろうか!!
そしてアンソニー・ホプキンスさんのInstagramはかわいくて癒されるのでおすすめです。