映画『ミスター・ガラス』驚愕の結末…一体だれが黒幕なのか。
期待を裏切りませんでした。さすがシャマラン監督といった感じです。
2000年から始まった3部作の3作目。19年ですよ…すごい。
前の2作品はぜったいに見ていくべきです。少なくとも1回は見ていくと、何倍も楽しめます。
ここからネタバレ感想なので見てない人は気を付けてくださいね。たぶん知らないまま映画館に行った方が楽しめるラストなので…。
今(2019/01/24)ならアンブレイカブル100円、スプリット200円みたいなので、まだ見てない人、見直したい人はぜひー★
アンブレイカブルの感想記事こちら→https://yuralily.com/unbreakable
スプリットの感想記事こちら→https://yuralily.com/split
ミスター・ガラスは…。
悪を察知する力と不死身の体を持つダン、異常なほど高い知能を持ちながらも、病気によって体中の骨が折れやすいイライジャ(ミスター・ガラス)、解離性同一性障害により24の人格を持つケビンの3人が集められる。そこでは「自分をスーパーヒーローだと思っている人」への治療が行われていた。彼らの力は精神疾患からの思い込みなのか、それとも…というお話。
私たち最近ヒーローに慣れちゃってるじゃないですか。
スーパーパワーを持つヒーローが出てきて、ヴィランと派手に戦って世界を救う。みたいなお話に慣れちゃてるんですよ。でも実際に現実に出てきたらどうなの…ものすごい力を持つヒーロー、ヴィラン。やっぱり世界の均衡が崩れて不安定になるのは間違いないですよね…。
そのための組織と考えると…いかにもありそうな感じがしてゾクゾクしました。特別な力を持つ者たちは見えないように知られないように「治療」されていて、私たちは知らないだけ。ありそうじゃないですか?
「治療」によって自分の力を疑い出していた2人がミスター・ガラスによって復活するところはテンション上がりました。そうだよね!やっぱりこうでなきゃ!って。よーし、もう一度対決だっ!
…そこからのラストが…驚愕続きでした。
2人が戦い…ケビンの人格たち誕生の真実が見えて…みんな死んで…組織の存在が見えて、全部なかったことになって…からのあのラスト!本当に毎回やってくれますシャマラン監督。
この映画のタイトルは「ミスター・ガラス」ですもんね。
ケビンに他の人格が生まれる原因、ダンが自分の力に気付くきっかけからはじまり、自分の使命を果たすラストの映像公開まで。はぁーやられたーー!ってなりました。清々しいくらい手のひらの上で踊らされてました、わたし。
超能力を信じる新しい世界、コミックのようなスーパーパワーを持つヒーローが生まれる世界、現実にもヒーローはいると信じられる世界の誕生です。彼の思惑通りです。
アンブレイカブルのキャッチコピー『真実を知る覚悟はあるか』はこのラストでのミスターガラスから世界へ向けた言葉だったのかもしれません。
この3部作の前2作で作り上げた者を全部捨てて、このラスト。
どんでん返しがあるのがわかっていても予想できませんでした。ここまでくると気持ちがいいくらいですね。すごいよ監督。映画館では感動して泣きそうでした。19年前に見始めたシリーズの最後…楽しませてもらいました。この3部作すべて監督の手のひらの上だったってことですよ。本当の黒幕は監督ですね。やられたよー驚愕の結末っていう煽りそのまんまでした。
そういえばこの3作品、すべてに監督本人が出演しているのに気が付きましたか??
アンブレイカブルでは「スタジアムのドラッグを持って…いなかった男」、スプリットでは「フレッチャー博士と監視カメラを見るジェイ」ミスター・ガラスでは「ダンと息子の店にカメラを買いに来た男」です。気付いてから見るとセリフとかでクスっとできそうですよ。
っていうか息子役のスペンサー・トリート・クラークくんがめっちゃ成長してて!(当たり前)19年かー…。いやぁ…それにも少し感動しましたね。
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