映画『悪魔はいつもそこに』予想以上にタイトル通り。
タイトル通り。ほんと…タイトル通りの映画です。
予想出来ていたものの、なかなかきついものがありましたね…。
いい映画です。
いい役者さんもいっぱい出ます。
でも人に勧めにくい。かなり元気な時に観ないと死ぬ。心が。
Netflixオリジナルの映画です。
Netflixはこちら↓
1957年。戦後のアメリカの田舎町の話。1人の青年を取り巻く悪魔のような人々と悲劇を描くお話。
キャストが良い。好きな俳優さんめっちゃ出てる。っていう理由で観たんです。タイトルから「これは観るのきついやつだろうなー」と予想はしてたのですが、想像以上でしたね。
主人公はトム・ホランドが演じています。スパイダーマンの彼ですね。なんだか急に大人になった気がする…タバコまで吸ってる…!ってところでまずびっくり。
そしてセバスチャン・スタン!!保安官役で出ているんですが、何キロ増量したんだろ…すごいです。別人みたいになってる。俳優さんって役によって体重増減させるけど、すごいですよね。彼もアベンジャーズでウィンター・ソルジャーを演じていた時とは別人になってます。一瞬わからなかった。
そして最近だと『テネット』に出ていたロバート・パティンソン。かっこいいですね…。次のバットマンらしいです。それも楽しみ。…と、気になる俳優さんが他にもいっぱい出ていて、観るしかなかったんです…。
とにかく人間が腐っている。
それに尽きるんですが、その悪魔たちは愛だとか、絆だとか、信仰だとか…そういうものを妄信したり、利用したりして人々を…苦しめたり殺したり…するんですよ。
救いがない。この世界には何の救いもない。
愛や絆は人を狂わせるし、神も人間を見捨てた。
そんなお話です。はい。つらい!!!!!
主人公は子どものころもひどい経験をして、青年に成長した今もなお悪魔に囲まれている。可哀想すぎる。何とか生き残ってほしい!!って思っていたのですが、途中からは寧ろ「生きていた方がつらいのでは…」って思うほどに最悪の展開の連続。
観ていて「最悪こうなるパターンだな」って思った一つ上の最悪展開が来ます。
心が元気な時に観ましょう。
役者さんたちの演技はすばらしいです。主人公はもちろん、それ以外にもたくさんの人が出てくるのに、だれもがリアルで強い印象を残してきます。リアルで力強い群像劇。それだけでも見る価値があると思います。
ただ本当に心が元気な時にしましょう。
観ているときにつらいだけじゃなく、観た後にぜったいいろいろ考えてしまうはず。
現実だって似たようなものじゃないか。
愛を利用していい思いをする人はいるし、絆だとかを武器のように利用する人もいるし、何かを妄信しておかしなことになっている人だっていっぱいいる。
そんな悪魔だらけの世界を生きているんだぞっていう映画なのかな。
いつも心にリボルバーを。
最後に。
内容もさることながら、暴力シーンも多いし激しいです。15歳未満の方の視聴は推奨されてません。R‐15。
あと、人以外にも、犬が死にます。苦手な方ほんと注意してね。
アイキャッチ画像:Free-PhotosによるPixabayからの画像
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